医療事務を目指すうえで知っておかないとダメな4つの事として、まずはその仕事内容が挙げられます。
医療事務の仕事の根幹と言えば、レセプト請求です。これは患者さんが加入している医療保険の被保険者に対して保険金を請求すると言う業務です。
保険金を請求しなければ、医療機関には正しい額の報酬が入ってきません。そうすると医療機関の運営にも支障が発生してしまうので、これは非常に重要な業務と言うことができます。
しかし、医療事務の仕事はこれだけではありません。実際は医療機関の規模や従業員数などにより異なるので一概に言うことはできませんが、たとえば電話受付、患者さんの受付を任せられることもあります。
ですから、対人が苦手だから医療事務の仕事を目指すと言うのは通用しません。また患者さんの診療がスムーズに進むよう雑用を任せられることもありますし、一般事務のような書類整理、書類作成を求められることもあります。
つまりその仕事内容はレセプト請求が基本でありながら多岐にわたると言うことであり、このことを知っておかないと実際に働き始めた時に、こんなはずではなかったとか、予想していた仕事と違うと言うことにもなりかねないので注意が必要です。
それからもうひとつ、やはり事務仕事である以上、パソコンは使えた方が良いと言うのも知っておきたいことです。勿論、絶対に使えないとダメと言うことではなく、これは実際の求人内容などにより異なります。
ただ現在では、レセプト請求におけるレセプト、医療明細の作成はパソコンによって行われるのが一般的です。またそれ以外でもパソコンを使用する場面は多いと考えられます。
ですからパソコンは使えるに越したことはないと言う具合です。レセプト請求の場合、所定の形式に文字を入力する程度でもじゅうぶんですが、できればそれ以外にもアピールできるだけのパソコン能力は有しておいた方が良いです。
最後に医療事務の仕事は、資格を有していない人でもできる仕事です。しかしやはり、資格を有していた方が具体的なアピールになります。ですからこの仕事を目指すのであれば、資格は取っておくに越したことはないと言うのも知っておきたいことです。