医療事務の資格はたくさんあるので、どの資格を取得すればいいのか迷いますね。
それぞれ資格の特徴を調べて、自分に合った資格にチャレンジしましょう。以下、私のおすすめ医療事務の資格をご紹介します。
あらゆる業界で作業効率を上げるためにIT化が進んでいますが、医療業界も例外ではありません。
患者さんの診療代を受け取る会計業務やレセプトの作成などは、コンピューターで行うのが一般的になりました。
医療事務にはコンピューターの操作スキルが欠かせません。
医療事務OA実務能力認定試験は医療事務に関する知識や、医療事務に必要なコンピュータの基礎知識、オペレーションスキルなどの能力を判断する認定試験です。
OA化が進む現代において、実践的な資格といえます。
試験は年3回行われ、試験時間は90分です。合格率はおよそ60%〜80%。受験料として7,500円が必要です。
医療秘書技能検定試験は一般社団法人 医療秘書教育全国協議会が認定する民間資格です。
医療秘書は医療事務とは異なり、レセプト作成などの業務は行いません。しかし医療事務職の一つであり、院長の秘書や病棟クラークなどの業務を行います。
このため医療事務からキャリアアップするために、この検定試験を受ける医療事務職も増えています。
医療事務のスペシャリストとして認定する資格で、準1級以上の資格を取得する、医師事務作業補助技能認定(ドクターズクラーク)の受験資格の条件の一つをクリアしたことになります。
試験は3級から1級まであり、年2回行われます。試験問題は3つの領域に分かれており、それぞれの領域で正解率が60%以上が合格ラインです。
医療事務管理士は、技能認定振興協会が認定している民間資格です。医療事務を行ううえで必要な専門知識や技能を認定する資格で、2005年に特許庁に商標登録が認められ、広く知られるようになりました。
医療事務の業務能力を客観的に評価するものですから、転職時や社内での待遇向上の武器となります。 試験の合格率は50%程度ですが、通信講座もありますから、自宅で勉強しながら資格取得を目指すことが可能です。
このほかにも診療報酬請求事務能力認定試験など、医療事務に関する資格はあるのですが、どの資格があれば就職に有利とは一概にはいえません。
自分のキャリアプランに適した資格を選んで、取得を目指すことをおすすめします。(これらの資格についての情報は、2016年4月時点のものです)