生涯、安定して働ける資格として昨今、注目を浴びているのが医療事務です。 しかし、資格取得前の方にとっては、本当にこの資格を取得すれば生涯働けるのかどうか不安に思うこともあるはずですよね。
資格を取ったものの働く場所がなかったり、若いうちしか働けないのでは、折角、頑張っても意味がありませんので、そうした不安も当然のことです。
では、実際のところ、医療事務は何歳から何歳まで働けるのかというと、実はこの答えは存在しません。
なぜなら、何歳からというのはその人が医療事務として働き始めた時からという答えになりますし、何歳までというのはその人が仕事を辞めようと思った時になるからです。
特に働き始める年齢については本当に人それぞれといえます。
あまり知られていませんが医療事務は必ずしも資格が必要というわけではありませんので、高校を卒業してすぐにクリニックや歯科医院、薬局などの事務員として就職するようなケースもあります。
もちろん、この場合、必要に応じて資格を取得していくのが一般的です。
また高校や大学卒業後に他の職業に就き、働きながら資格を取得して、医療事務の仕事に就くというようなケースもありますし、一度、結婚や子育てで仕事を辞めた方が、新しく働くために資格を取得してというケースも珍しくありません。
このように働き始める時期は人によって全く違ってくるのです。 そして、同様に何歳まで働けるのかというのも違いますが、一般的に60歳前後で退職をすることが多いようです。
もちろん働いている施設に定年制度があるケースもありますし、自分で仕事を辞めることを選択するケースもあります。
ただし、一つだけいえるのは一度辞めてしまったらそれで終わりというわけではないことです。
もしも、辞めた後にまた働きたいと考えた場合、医療事務を募集しているクリニックの数は多いので、次の就職先を見つけることは難しくないはずです。
こうしたことからも、生涯安定しては働くことができる資格といえるのです。
医療事務をはじめとする様々な仕事の求人情報を掲載する場合、年齢制限を設けることは原則として禁止されているため、制限は基本的に、そして表面上はありません。
これは、年齢制限を設ける場合は、明確な理由が必要とされているためです。
一方で採用側からすれば、他の職種と同じようにどのような年齢でもかまわないということではなく、高齢であればそれなりの資格や経験、現在主流となっている電子機器の取り扱いに慣れていることが条件として挙げられています。
また、医療事務は専門的な知識が必要で、正確かつ迅速な対応が求められているため、裏を返せば上記の条件を満たし迅速な対応に慣れている人であればどのような年齢であっても問題ないものとされています。
医療事務で働いている人の年齢層は様々で、新規採用されなおかつ未経験の人の年齢は40歳代程度とされていることが多いです。
勤務先にもよりますが、40歳代というのが未経験者が新規採用されるひとつの上限といえるでしょう。
ただし、採用側も働き手の年齢層を若くしていきたい一方で、現在勤務先で働いている人たちの年齢の幅をみて採用する場合もあります。
40歳代や50歳代が中心となっている職場では、職場でのコミュニケーショントラブルを避けるためそれに近い年齢を採用するということもあります。
年齢に関係なく、未経験者が医療事務の仕事に就きたい場合は、それなりの資格を有していることが強みになります。
医事コンピューターの操作や、医療事務作業補助者などの事務で活きる資格を取得しておくことで仕事の幅が広がるため、年齢の高さから見られる不利を回避することもできます。
資格を取得している間に、短期間でも医療機関などが募集しているアルバイトに応募し、そこで経験しておくことも大切になってきます。
また、夜間の緊急外来の事務や介護福祉施設の事務など、人の入れ替わりが比較的多いところを狙って応募するということも医療関係の仕事に就くための重要な要素になります。
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