医療事務の資格を取得したいけど、『就職できるのかしら?』『採用されなかったらどうしよう』そう思われている方も多いですよね。
医療事務の仕事は大きく三つに分かれまます。仕事内容から採用されやい人の特徴を考えてみましょう。
まず一つは医療機関の受付で来院した患者さんの保険証を確認したり電話で予約を受け付けたり問い合わせに応対したりという業務です。
来院する患者さんにとっては医師や看護師より前に、まず最初に接する病院側の人ですから、患者さんを安心させられるコミュニケーション力があって優しく応対できる人が望まれますので、面接時にこの点を評価されますと採用になりやすいです。
募集する医療機関は職員数の少ない個人医院も多いですから、職員の中に入ってうまくやっていけるという意味でのコミュニケーション力も評価されます。
医療事務の仕事の二つ目は受付での会計です。今日の診療費について金額を提示しお金を受け取ってお釣りを渡します。ですからお金の計算に正確な能力があってしかも金銭面に真面目な人が採用されます。
この仕事は会計や計算の分野で何か不可欠な資格があるわけではありませんが、会計に関してこれまでにこういう勉強をしたとか、こういう資格を持っていますなどとアピールできれば有利です。
三つ目は診療報酬明細書レセプトの作成です。これは、計算自体もそうですが、書類を作るという作業に対して几帳面な人が望まれます。これには履歴書の字をきれいに正確に書くなどをしていくとそれをアピールでき有効です。
医療事務の仕事は以上のような業務を行なうのですが、何かの国家資格を持っていなくては応募もできないというものではありません。
しかし現在は医療事務実務者の認定試験が実施されていまして、医療機関によってはこの試験で資格を取った人しか採用しませんというところも多く見られます。
また募集にそう明記されていない場合でも資格があれば面接で有利になることが考えられますので、これを取っておくのもメリットがあります。
この試験は毎月行なわれていますが、通信教育の講座をしていますと在宅で試験を受けられたりしますので得になります。
なお募集する医療機関によって働いてほしい曜日や時間帯はそれぞれですので、それに合ったところに応募できると採用されやすくなります。